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たかがコピー本、されどコピー本


「たかがコピー本にそこまでやる必要があるのか?」
 必要性の有無で言えば、「ない」でしょう。確実に。
 コピー取って、適当にガシャンとホッチキス止めして終わり。それだって立派なコピー本。

「そんなに装丁にこだわるなら、中身にこだわれよ」
 そりゃごもっとも。一番大事なのはやっぱり「内容」なわけで。

「所詮は作り手の自己満足じゃねーか」
 確かに。読み手側は意外に気にしてなかったりしますものね。



 だけれども。  コピー本作りにこだわる人は多々いるのです。それは何故か?

 自分が「作り手」ではなく、「買い手」になったときに、ふと手に取ったコピー本。それを買うか否かを考えてみる。
 それこそ、「そのジャンルに絨毯爆撃掛けてるような、ハマリ始めの時」ならともかく、ある程度萌えも落ち着いてきて、自分の好き嫌いが明確になってきた時。
 そんな時に手に取ったコピー本。

 やっぱり雑な作りよりは、丁寧な作りのほうが読みやすい。
 ホッチキスの先が丸出しになっていると、保存する時に他の本を傷付ける可能性がある。

 下手するとそれ以前の問題で、中身がどんなに良くても、自分好みでも、一見した見た目で手に取るのをためらってしまうかもしれない。
 世の中には「コピー本だから」という理由で手に取らない人もいるくらいだから。



 何故「たかがコピー本」にこだわるかというと、やっぱり「手に取って見てもらいたいから」だと思うのです。

 手に取って見てもらいたい。

 同人誌をやっていれば、そう思うのは当然のことで。
 「売れる」「売れない」以前に、手に取ってもらわなければ、「見てもらえない」し、「買ってもらえない」わけです。
 だって、誰かに作品を見てもらうために、同人誌を作っているんでしょう?
 「誰にも見てもらえなくてもいい」ってんなら、同人誌を作る必要は全くなく、ノートにでも書いていればいいことなのだし。

 オフセを作るまでの予算はない。
 オフセではできないことをやってみたい。
 コピー本を作る理由は人それぞれだとしても、根本的な部分はやっぱり「誰かに自分の作品を見てもらいたい」んですよね?

 もちろん、コピー本ではフルカラーオフセの見た目の華やかさには劣るかもしれない。だけど、それに負けないくらいのものを作りたい。
 「手に取って見てもらうため」に。

 そういうものが「コピー本にこだわる理由」だと思うのですがどうでしょう?

 手に取ってもらえるものを作る。
 そのためにコピー本にこだわる。

 だから「たかがコピー本、されどコピー本」。
 こだわり過ぎる必要はないけれど、少しはこだわったっていいじゃないか……と。


 
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