経験談を少々。大したもんじゃありませんが。
私は現在、OriJuneで活動しています。それも小説。
ジャンルとしてはアニパロのように、決して盛隆を極めているジャンルではありません。更にはOriJuneは創作ですから、「サークルの数だけジャンルがある」と言っても過言ではないので。
おまけに小説。中を開いて「小説だ」と分かっただけで本を置いてしまう人も多々います。
そして決して大手サークルではありません。コミケでの搬入はダンボール一箱程度です。(状況によっては二箱になることもありますが、最近はずっと一箱。)
同人を始めてから今までの活動歴は、産まれた子供が小学生になるくらい。七五三は終わったかなと。
ただ、活動歴の半分は、本当に売れるどころか、手に取ってもらえる機会も少なくて。(ジャンルのせいもあるにはあるんですが、それを言ってもしょうがないので。そもそも、それを考えたら今のOriJuneの方が、ある意味、激戦区。)
OriJuneに移ってからも1年くらいは素通りされることが多かったです。そりゃそうですよね。商業作家が多々いるジャンルですから。
OriJuneに移った当時、スペースの上にあったのは単色刷りのオフセでした。
元々、前のジャンルにいた頃から平綴じコピー本は作っていたんですが、OriJuneではやっていなくて。何故か「OriJuneだったらオフセ」という、つまらないこだわりを持ってたんですね。「在庫増やすだけだ」って分かっているのに。
変わってきたのは「Romantic Garden」という本を出し始めた頃でしょうか。
これはOriJuneに移ってから初めて作ったコピーの平綴じ本でした。(正確にはその前に無料配布の本があるにはあるんですが、そんなに凝ったものではないので。)
他の本が単色刷りだったので、「ちょっと華やかに作ろう!」と思って、カラーのカバーを付けました。カバーと言っても大したものではありません。実物を見ていただいた方なら分かりますが、インクジェットプリンタで刷ったものです。
これが良かったんでしょうね。意外に足を止めて、手に取って見て頂けることが多くて。今では「Romantic Garden」はうちの代表作です。
これをきっかけに、他の本も手に取って頂ける機会が増えました。(購入に至るかどうかは、中身が好みかどうかに関わってくるので、その部分は置いといて……。)
「Romantic Garden」のカバーは「コピー誌だから」できたんだと思います。
単色オフセにインクジェット刷りのカバーを付けようとは思わなかったですね。オフセでフルカラー印刷のカラーカバーを付ける財政的余裕なんかなかったことですし。
この本を平綴じにしたのは、ページ数が「52P」だったので。元々書き始めた時から「どう考えても中綴じ向きの本のページ数には収まらない」と思っていたものですから。自分では前々から「中綴じは40Pが限界だろう」と思っていましたし。(経験上の話で。)
更にはこの本をオフセで出そうとしていたら、多分、「Romantic Garden」は出なかったと思います。そのくらい日程的に切羽詰っていたので。(いまだに切羽詰まりながら原稿やってますが。)
コピー誌でもオフセのように見せたくて。更には華やかにしたくて。
日程的に切羽詰っていても出したくて。
だから、その時点で考えられる限りのコピー本のノウハウを注ぎ込みました。
そんな自分のワガママから出来上がったのが「Romantic Garden」なんです。
その本が、うちの本を見てもらうきっかけを増やしてくれたのです。
そんなわけで、経験上から「コピー本にこだわることも、まんざら無駄じゃないんだな」と思った次第です。
まあ、これ以降、うちの「コピー誌製作暴走」が始まるんですが……。(144Pのコピー誌とか……。)
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