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ほどほどに


 ここに1冊のコピー本があります。内容的にもあなたの好みです。
 これがなかなか凝った作りです。

 それは表紙に窓が付いていて、それが開くかもしれません。
 表紙に何か付いているかもしれません。
 形がちょっと変わっているかもしれません。
 サイズがかなり特殊かもしれません。

 あなたはこれを購入しますか?



 「する」と思った人と同時に、「しない」と思った人もいると思います。
 多分、そんな人は「保存するのにちょっとなぁ……」と思ったのかもしれません。



 コピー本って、自分の手を掛けて作るものです。なので、道具だ何だと揃っていれば、自分がやりたいと思った通りに作ることができます。

 だけどちょっと待ってください。
 「作り手のこだわり」はいいけれど、この本を「購入してくださる方」のことを考えてみたことはありますか?
 その本を気に入って購入して下さった方のことを。
 その本を保存する時に、その人に手間を掛けさせるようなことになりませんか?

 その装丁は、購入者が手間を掛けないと保てないようなものですか?
 手間が掛かる本を、いつまでも保存してくださると思っていますか?
 本箱の領域が限られていて、取捨の選択をする際、その本は残してもらえるようなものですか?

 よっぽど中身が面白いならともかく、それが「平均並」だった場合、少しでもマイナス要因があったら、それは普通の本より「劣る」ということになりませんか?



 コピー本にこだわるのは作り手の自由だけれども、それをマイナス要因の方へ近付けるような作りは、コピー本作りにこだわる意味がないかもしれませんね……と。

 何事も「ほどほど」に。
 その「ほどほど」に見分け方がなかなか難しいところだけれど。


 
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