TerrestrialGarden Top > コピー本の作り方 > 両面テープ比較実験


両面テープ比較実験


「安い両面テープは糊がダメ」
それ、ホント?

それじゃ、とりあえず実験してみましょうか。


両面テープ・エントリー選手
No.1  ユザワヤ吉祥寺店購入
 NICHIBAN
 ナイスタック 両面テープ
No.4  吉祥寺のCan Do 購入
 ニットー 両面テープ
No.2  ユザワヤ吉祥寺店購入
 NICHIBAN
 強力タイプナイスタック 両面テープ
No.5  最寄駅のダイソー購入
 両面テープ物語
 紙で出来ている強力タイプ
No.3  最寄駅の無印良品購入
 無印良品
 両面テープ・ミニ
No.6  最寄駅のダイソー購入
 両面テープ物語
 透明フィルムで出来ている強力タイプ


Tape No.1 NICHIBANナイスタック
商品名NICHIBAN ナイスタック 両面テープ
品番NW-10
サイズ10mm×20m
発売元ニチバン株式会社
商品特性雑誌や新聞などのスクラップや、サンプル帳の作成に
購入価格¥370(税抜)←ユザワヤ友の会会員なので、実際はもっと安かったと思う
購入場所ユザワヤ吉祥寺店
その他何処の文房具屋でも見掛けるスタンダード商品。


Tape No.2 NICHIBAN強力ナイスタック
商品名NICHIBAN 強力タイプナイスタック 両面テープ
品番NW-K10
サイズ10mm×18m
発売元ニチバン株式会社
商品特性板紙・金属・プラスチック等の固定、工作に
購入価格¥370(税抜)←ユザワヤ友の会会員なので、実際はもっと安かったと思う
購入場所ユザワヤ吉祥寺店
その他ナイスタックシリーズの強力版。


Tape No.3 無印両面テープ・ミニ
商品名両面テープ・ミニ
品番0957
サイズ15mm×4m
発売元株式会社良品計画
商品特性(特になし)
購入価格¥90(税抜)
購入場所近所の無印良品
その他無印良品の文房具。無印は製造を外注してるはずなんだが、何処のメーカーが作っているのかは謎。
テープの匂いがちとキツイ気もします。


Tape No.4 ニットー 両面テープ
商品名ニットー 両面テープ
品番KT02130
サイズ10mm×12m
発売元KYOSHIN(大阪のメーカーのようです)
商品特性手芸・工作用仮止めに
購入価格¥100(税抜)
購入場所Can Do
その他ダイソーにも同じものがありましたが、とりあえずCan Do(100円ショップ)にあったこっちを。テープの色合いが既に微妙な気もするが……。


Tape No.5 ダイソー 紙強力タイプ
商品名両面テープ物語 紙で出来ている強力タイプ
品番No.C-2
サイズ10mm×12m
発売元ダイソー
商品特性縫製時の仮止めに
購入価格¥100(税抜)
購入場所近所のダイソー
その他ダイソーの両面テープ。数あるテープ類の中から「紙」というだけでエントリー。ダイソーも外注だと思うんだけど、製造は何処だろう?


Tape No.6 ダイソー 透明フィルム強力
商品名両面テープ物語 透明フィルムで出来ている強力タイプ
品番No.B-3
サイズ10mm×12m
発売元ダイソー
商品特性透明ガラス、窓用に
購入価格¥100(税抜)
購入場所近所のダイソー
その他フィルムだからでしょうか。巻きがキラキラしてます。フィルムがどのくらいの厚さなのか気になるところです。




テスト用紙・エントリー選手
No.1  KOKUYO
 トレーシングペーパー A4・40g/m2
No.4  メーカー名忘却
 色上質中厚口
No.2  ORION
 TRACING PAD(感触は上質紙135kg以上)
No.5  muse
 色上質紙厚口
No.3  メーカー名何ぞ記憶になし
 普通のPPC用紙
No.6  SAM TRADING
 まんが原稿用紙上質紙135kg


Paper No.1 トレペ薄
種類薄いトレペ
厚さ40g/m2
発売元KOKUYO
その他 何かの折に買ったと思うんだが、かなり昔(かれこれ10年以上前)からあるので、何で買ったのかは不明。


Paper No.2 トレペ厚
種類厚いトレペ
厚さ記載なし。触った感じは上質135kgよりも厚そう
発売元ORION
その他 遊び紙にしようと思って買ったのだが、意外に厚くてびっくりした。何度か多色刷り用の原稿用紙として使った記憶が……。


Paper No.3 用紙の束自体を
使い果たした模様
種類PPC用紙
厚さフツーのコピー用紙なんで64g/m2相当かと
発売元不明
その他 フツーのコピー用紙。500枚300円くらいで売ってるヤツ。


Paper No.4 パッケージなんぞ
とうの昔に捨てた
種類色上質中厚口
厚さ中厚口
発売元不明
その他 ペーパー用に購入したものの余り。
 下の厚口より薄いんで、中厚口と推測。


Paper No.5 色上質厚口
種類色上質厚口
厚さ厚口
発売元muse
その他 右の写真は色が実験に使ったものと違うが、使用したのは同じメーカーの同じ厚さのもの。
 これもペーパー用に購入したものの余り。


Paper No.6 上質紙135kg
種類まんが原稿用紙
厚さ上質紙135kg
発売元SAM TRADING
その他 最近オフセで刷らないので大量に余っている原稿用紙。




テスト方法
 用紙サイズは7cm四方。テープは1cm×2cm。
 間隔を周囲に1cmずつ開ける。
 テープの番号を用紙の端に、棒の本数で表示。
 それを同じ用紙で挟み込むように接着。

 写真も右の図と同じように、右上から左に「1」、「2」、「3」。右下から左に「4」、「5」、「6」です。

テスト用紙


テストの流れ
 実験を始めたのは2002年の12月。
 それぞれのテスト用紙に両面テープを貼り付けて同じ用紙で挟み込んだ。

 さて、どうしよう。

 とりあえず試しにラミネーターに10回くらい通してみました。熱を加えて圧着って感じで。
 その後、ビニール袋に入れて、重ならないように上からホッチキス止め。そして北のベランダに放置してみたものの、季節は冬。テープの糊と寒さ。
 「変質実験としてはあんまり意味なさそうだな〜」と気付いたのは、約一月後のことでした。(遅いよ)
 その間、ずっと気温一桁の外に放置。(雪も降った)

 その後、それを取り込んで「温かいところ」を探して辿り付いたのはホットカーペット。カーペットと上掛けの間に挟み込むこと数ヶ月。
 季節は5月。(だったかな?)その間、ずっとカーペットを使い続けていたので、それなりに熱は加えられたのではないかと。
 カーペットを仕舞うのにそれを引っ張り出したものの、修羅場だ何だでそのまま部屋の中に放置。5月以降の平均的な東京の気温の室内で。(もしかしたら電化製品が多いんで、平均よりは少々暑いかもしれん。)

 ふと思い出して結果を見たのが2003年の8月の下旬なのでした。

 最初に実験を始めてから約8ヶ月。暑かったり、寒かったりを経験している状態です。
 熱の加わり方を考えると、基本的には1年くらい部屋の中に置いておいたくらいの状態だと思うんですが。




テスト用紙・その1 / 薄いトレペ
 薄いだけあって、反応は分かりやすいかと。
 写真ではちょっと分かり難いかと思いますが、実物は下段、「100円ショップもの」の「4」「5」「6」は若干黄色く変色しています。だからといって、変な糊の溶け方をしているわけではありませんが。
 一番変化がないのは「1」の通常版「ナイスタック」。「2」の「強力タイプ」は下段ほどの変質はありませんが「透けてるなぁ」という気がします。接着力の問題か?
薄いトレペでの実験
 ちょっとペリペリと剥がしてみました。上が「1〜3」、下が「4〜6」です。
 「1」は強めに力を加えると剥がれてきました。「2」は割としっかりくっ付いていた。「3」が一番しっかりくっ付いていた気がします。なかなか剥がれなかった。
 下段3つは……。既に変質云々って感じの話では……。
 「4」はテープ自体が真ん中の層から2つに分かれて剥がれました。「5」は上にくっ付いたり、下にくっ付いたり。こちらも簡単に剥がれてきました。「6」はもう……「くっ付いてる気力がありません」って感じでね……。
 
薄いトレペでの剥がし実験1

薄いトレペでの剥がし実験2


テスト用紙・その2 / 厚いトレペ
 厚いトレペも上の薄いものと似たような感じです。
 実物は下段、「100円ショップもの」の「4」「5」「6」は若干黄色く変色しています。
 あと「ちょっと黄色いな」と感じるのは「2」の「強力タイプ」。これも下段ほどではありません。
 糊の溶解自体はありません。
厚いトレペでの実験
 これまたペリペリと剥がしてみました。基本的には薄いトレペと一緒。
 「1」は強めに力を加えると剥がれてきました。「2」「3」はしっかりくっ付いてて剥がせなかったです。
 下段3つの結果も薄いトレペと同様。いずれも「お前、やる気ないだろ?」と思ってしまった。
 まあ、トレペは通常の紙と質が異なるので参考までに。
厚いトレペでの剥がし実験1

厚いトレペでの剥がし実験2


テスト用紙・その3 / PPC用紙
 微かに両面テープの気配が見られます。基本的にはトレペほど透けてはいないが、似たような状況かと。
 下段、「100円ショップもの」の「4」「5」「6」は若干黄色く変色しています。ぱっと見で分かることは分かりますが、軽く流し見たら気にならない程度かと。
 上の二つ同様、糊の溶解自体はありません。
PPC用紙での実験
 今度は紙で剥がしてみました。どうなったかというと、全体的には「トレペよりはしっかり付いてる」といった感じではあります。
 「1」はやっぱり強めに力を加えると剥がれてきました。でも、薄めの本の表紙を付けたりする分には問題ないと思います。表紙の用紙自体も余り厚くなく、引力の小さいものだったら問題ないんじゃないかと。
 「2」「3」はしっかりくっ付いてて剥がせなかったです。厚い表紙や本のように、引力が強いものならこっちがいいかと。
 下段の中で意外にしっかり付いていたのは「4」。「2」「3」ほどではないものの、結構しっかり付いてたなと。
 「5」「6」はトレペの時よりはマシという程度。特に「6」はもう、「お前、ホントにやる気ないだろ?」という感じ。(まあ「フィルム」なので、しょうがないのかと。)
 
PPC用紙での剥がし実験1

PPC用紙での剥がし実験2


テスト用紙・その4 / 色上質中厚口
 ここまでくると「両面テープが付いてるぞ〜」という、厚さの気配は若干見られますが、糊がどうだとか、色がどうだとかっていうのは全く関係なさそうです。
 中厚口だと表紙に使う厚さではなく、どちらかというと本文に使う厚さのような気がするので、そんなに気にすることもないかなと。
色上質中厚口での実験
 今度は少し厚い紙。
 「1」はやっぱりちょっと強めに力を加えると剥がれてきました。
 「2」「3」はしっかりくっ付いてて剥がせなかったです。
 「4」は水飴状態。頑張ってくっ付いていると言えば確かにそうなんだが、「2」「3」と比べるとちょっと頼りないかなと。
 「5」「6」。私なら本には使わないです。ちょっとね……。
 
色上質中厚口での剥がし実験1

色上質中厚口での剥がし実験2


テスト用紙・その5 / 色上質厚口
 中厚口ですら分からないのに、この厚さで一体何が分かるっちゅーんでしょうか? 既に「両面テープが貼ってあること」すら分かりません。
 この厚さで両面テープの影響が見られないなら、上質紙90kgレベルの用紙だったら、特に影響を気にしなくても良さそうですね。(っていうか、上質紙90kgって、オフで使う本文用紙だよな……。コピーなら表紙に使うけれど。)
色上質厚口での実験
 もっと厚い紙。
 「1」は意外と上の中厚口よりも軽い力で剥がれてきました。あらら。
 「2」「3」はやはりしっかりくっ付いてて剥がせなかったです。(紙のほうが破けそうだった。)
 「4」「5」「6」。問題外。私なら本には使わない。
 
色上質中厚口での剥がし実験1

色上質中厚口での剥がし実験2


テスト用紙・その6 / 上質紙135kg
 厚口どころか中厚口で既に両面テープの影響が分からないので、この厚さについて語ることなど何もなく……。
 早い話が「両面テープの影響なんぞ、気にする必要もないだろう」と。
上質紙135kgでの実験
 更に厚い紙。結果は中厚口と近い状態。
 「1」は意外に簡単に剥がれてきました。ペリッとな。
 「2」「3」はやはりしっかりくっ付いてて剥がせなかったです。
 「4」は水飴状態。でも、結果的には剥がれたも同然。「5」「6」、問題外。私なら本には使わない。
 
色上質中厚口での剥がし実験1

色上質中厚口での剥がし実験




とりあえず結論
 「NICHIBAN 強力タイプナイスタック」と「無印良品 両面テープ・ミニ」がやけに丈夫だったなと。
  100円ショップものは、「糊が溶ける、変質する」というよりは、「粘着力が早く低下する」という感じ。(まあ、それもある種の「糊の変質」なんでしょうが。)
 通常の「NICHIBAN ナイスタック」は思ったほどではなかったもの、100円ショップのものよりはマシかと。

 「NICHIBAN」の商品は「NICHIBAN」が自社で生産しているものですから、製品が一定であると推測できるんですが、無印良品の両面テープはどうなんでしょう?良品計画が直接生産しているわけではないはずなので、外注先が変わったりしたら、また違う質の糊が使用される可能性があるんじゃないかと。
 面積で考えた時の単価は確かに安いんですよね。無印良品の両面テープ。

強力ナイスタック : 10mm×18m=18000mm2
無印良品 : 15mm×4m=6000mm2

  無印良品の方を単純に3倍すると同面積。
  つまり、¥90×3=¥270。
  これは強力ナイスタックの定価¥370よりは安い。


 まあ、参考までに。
 何を使うか、どうするかは本を作る本人の自由なので。
 他のテープも2年、3年先にどうなるかは分からないですから。そんな先まで実験する気にはならんし。
 そもそも、そんな無理矢理剥がしたりするようなこともないと思うんですけどね。この両面テープのベースになっているのは、「平綴じ本で本文と表紙の紙を付ける時に、どの両面テープを使うのがアリなのかな〜」というものなので。
 本を読むときって、そんな、表紙を無理矢理引っ張ったりすることはないですよねぇ……。


コピー本の作り方・トップへ戻る
Top
>> 凹凸のある紙のラミネート
Back
>> コピー本の作り方
Next


Hr11a-LightBrown

Terrestrial Garden - Top

Hr11a-LightBrown

Copyright (C) Since 2002
Shiho Tojo/Terrestrial Garden/CELESTIAL ROOMS
All Rights Reserved.

counter