女ばかりで飲んでいた時に出た話。
「何で男って『肉じゃが』に弱いかね……」
肉じゃが。
それは男を悩殺する魅惑の言葉。
「得意料理は?」と聞かれて、「肉じゃが」と答えれば、狙った男もイチコロ!
……ちょっと待て。
ホントにそれでいいのか?
肉じゃが。
作ったことある人間ならこう言うだろう。
「肉じゃが? んなもん、具をぶった切って、酒としょうゆとみりんをぶち込んで、煮込むだけじゃないか」
つまり「料理の基礎中の基礎」みたいなもんなわけだ。
「肉じゃが」と言われて、思わず落ちちゃう男性諸君。
お前は本当に「肉じゃが」でいいのか?
「いい」と思った男性諸君。
1回、本を見ながらでも作ってみろ。
余程の間抜けじゃないかぎり、それなりのもんが出来上がるぞ。
それでも「いい」と言うなら、それ以上なにも言わんが……。
しかし。
たかが肉じゃが、されど肉じゃが。
簡単なだけに、人によって味付けも違うわけです。
だから肉じゃがには「それぞれの家庭の味」があるわけです。
男性諸君に今一度問いたい。
君は本当に「その女が作る肉じゃが」でいいのか?
君が知っている「肉じゃが」の味は、君の母親が作った「家庭の味」じゃないのか?
少なくとも、君の女が作る「肉じゃが」は、君が求めている「家庭の味」とは違うものだぞ?
それでもお前は「肉じゃが」に騙されるのか?
で、この話がどういう結論に辿りついたかというと。
「男って単純だよねぇ……」
飲み屋で30分、この話題で暴走。
……恐るべし、肉じゃが……。
(そういうオチかよ。…っていうか、オチてねぇよ…。)
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