TerrestrialGarden Top > Essay > 魅惑の肉じゃが


魅惑の肉じゃが



 女ばかりで飲んでいた時に出た話。


「何で男って『肉じゃが』に弱いかね……」


 肉じゃが。
 それは男を悩殺する魅惑の言葉。
「得意料理は?」と聞かれて、「肉じゃが」と答えれば、狙った男もイチコロ!


 ……ちょっと待て。
 ホントにそれでいいのか?


 肉じゃが。
 作ったことある人間ならこう言うだろう。
「肉じゃが? んなもん、具をぶった切って、酒としょうゆとみりんをぶち込んで、煮込むだけじゃないか」


 つまり「料理の基礎中の基礎」みたいなもんなわけだ。


「肉じゃが」と言われて、思わず落ちちゃう男性諸君。
 お前は本当に「肉じゃが」でいいのか?

「いい」と思った男性諸君。
 1回、本を見ながらでも作ってみろ。
 余程の間抜けじゃないかぎり、それなりのもんが出来上がるぞ。


 それでも「いい」と言うなら、それ以上なにも言わんが……。



 しかし。
 たかが肉じゃが、されど肉じゃが。
 簡単なだけに、人によって味付けも違うわけです。
 だから肉じゃがには「それぞれの家庭の味」があるわけです。

 男性諸君に今一度問いたい。
 君は本当に「その女が作る肉じゃが」でいいのか?


 君が知っている「肉じゃが」の味は、君の母親が作った「家庭の味」じゃないのか?
 少なくとも、君の女が作る「肉じゃが」は、君が求めている「家庭の味」とは違うものだぞ?
 それでもお前は「肉じゃが」に騙されるのか?



 で、この話がどういう結論に辿りついたかというと。
「男って単純だよねぇ……」


 飲み屋で30分、この話題で暴走。
 ……恐るべし、肉じゃが……。


(そういうオチかよ。…っていうか、オチてねぇよ…。)


Hr23a-Brown

Essay

Hr23a-Brown Terrestrial Garden - Top Hr23a-Brown

Copyright (C) Since 2002
Shiho Tojo/Terrestrial Garden/CELESTIAL ROOMS
All Rights Reserved.
counter